トヨタ・86GRMN 2016(トミカプレミアム№16)

トヨタ86GRMNは、2016年に100台限定で発売された日本のプレミアムスポーツカーです。

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上記写真は、タカラトミーが発売している車のダイキャストミニカー「トミカプレミアム」のトヨタ86GRMNで、2016年4月16日に日本で発売されました。

トミカは、仕上がりの高さから子供から大人まで人気のダイキャストミニチュアカーです。
トミカプレミアムはそのトミカから派生したハイディテールコレクションモデルで、新規金型使用により可能な限りのリアリティを再現しています。
このトヨタ86GRMNも、通常のトミカに比べて細かい部分まで再現されています。

86GRMNは、軽量な CFRP( 炭素繊維強化プラスチック)素材のボンネット、ルーフ、トランクを採用しています。
このダイキャストミニカーは、CFRP部分を光沢のある黒色の塗装で再現しています。
しかし、空気が最も効率的に抜けるように設定されたボンネットフードは、つや消しの黒色で表現されています。
一方、フロントバンパーグリルはつや消しの黒で、グリル横のターンシグナルランプは銀色の塗装で表現されています。
また、リップスポイラー部分は、CFRP部分と同じく光沢のある黒色塗装されています。
同じ黒色でも部位によって塗り分けられており、フロントビューのリアル感が増しています。

また、トヨタのエンブレムが銀色の印刷で再現され、ヘッドライトは銀色の塗装で表現されています。
トミカプレミアムは、クリア樹脂でヘッドライトを表現していることが多く、この点は少し残念です。

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エンジンコンパートメントにこもる空気を排出するように設計されたフェンダーガーニッシュが、黒色塗装で表現されています。
更に、実車と同じくGRMNの文字が、フェンダーガーニッシュ上に印刷で再現されています。
Rの背景だけ赤色ですが、このダイキャストミニカーはしっかりと再現しています。
また、トミカプレミアムは、アルミホイール部分も再現しています。
実際の86GRMNは、RAYS製の鍛造軽量17インチアルミホイールを装着しており、このミニカーも、迫力のある10本スポーク部分をかなり精密に再現しています。

実際の86GRMNは、シルバー加飾を廃し、赤と黒で統一されたドライビングに集中できるインテリアを採用しています。
このミニカーは、86GRMN専用にチューニングされたアルカンタ表皮のレカロ製シートを、赤黒ツートン塗装で表現しています。

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リアトランク部分のトヨタのエンブレムとGRMNエンブレムが、印刷で再現されています。
フロントと同じく、CFRP製のトランク部分は、光沢のある黒色の塗装で再現しています。
一方、バンパーやディヒューザー部分はつや消しの黒で、メリハリが効いています。
また、実際の86GRMNが装着しているCFRP製の大型リアウィングを、このダイキャストミニカーは樹脂パーツで再現しています。
さすがにステー部分の形状は再現出来ていませんが、全体的な形状はとても似ていて迫力があります。

更に、86GRMNはセンターマフラーを採用していますが、このダイキャストミニカーは銀色に塗装して再現しています。
これだけで、リアディヒューザー部分が、かなり引き締まって見えます。
一方、イマイチなのが、リアコンビネーションランプです。
通常のトミカでもストップランプは赤色、ターンシグナルランプは銀色に塗り分けられていることがあります。
しかし、このトミカプレミアムのコンビネーションランプは銀色塗装のみです。
リアコンビネーションランプは、クルマの後姿でかなり目立つ部分だけに、とても残念な仕上がりです。

スポーツカーのトミカではお馴染みの擬似サスペンションが設定されています。
また、トミカの中には、ドアやボンネットを開ける等のギミックを設定しているモデルがあります。
このトヨタ86GRMNのダイキャストミニカーは、両側のドアを開閉することが出来ます。
縮尺は1/60で、実寸は約71mmです。

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右の白い車は、86GRMNのベースとなったトヨタ86というスポーツカーです。
ダイキャストミニカーで比べてみても、全体的なフォルムが一致していることが分かります。
ただ、86GRMNは、炭素繊維強化プラスチック製のボンネット、ルーフ、トランクを光沢のある黒色塗装で表現している為、かなりアグレッシブな印象を受けます。
また、トヨタ86のミニチュアカーはGT Limitedというグレードを想定しているため、大型のリアスポイラーが装着されています。
しかし、86GRMNにはレースカーのDNAを受け継ぐ大型リアウィングが装着されているので、それに比べると86のリアスポイラーは大人しく見えてしまいます。



【実際の86GRMNについて】

トヨタ・86GRMNは、2016年に100台限定で発売されたプレミアムスポーツカーです。
車輌本体価格600万円と大変高価なスポーツカーですが、限定100台に対し3000人近い応募があり、早々に完売しました。

GRは、トヨタ車を使ってレーシング活動をしている「GAZOO Racing」を意味しています。
後ろのMNは、「Mein Stern of Nurburgring」を意味しています。
GAZOO Racingは、トヨタ86でドイツ・ニュルブルクリンクのレースに参戦しており、レースと平行して開発された究極の限定生産モデルが86GRMNです。

トヨタ86はスバルとの共同開発モデルで、群馬県太田市にあるスバルの群馬製作所で生産されています。
しかし、86GRMNは、スバルで生産された86をチューニングするのではなく、トヨタの元町工場で一から生産が行われています。

86GRMNは、ボンネット、ルーフ、トランクにCFRP、リヤクォーターウインドゥ、リヤウインドゥにポリカーボネート樹脂を採用することで、徹底的な軽量化を図っています。
一方、ボディ剛性を目標に、アンダーフロア前後へボディブレースを加え、トランク内にタワーバーを追加されています。

86GRMNならではの軽快で気持ちいい音色を目指し、テールパイプを新設しています。
4,000回転付近で切り替わる可変バルブを採用しており、低回転では静粛性を確保しながら、高回転では心地よいレーシングサウンドを奏でます。
センター1本出しというスタイルを採用することで、レーシーなデザインを演出すると同時に軽量化にも寄与しています。

タイヤはブリヂストン製で、専用開発のポテンザRE71Rが装着されています。
前後で異なるサイズを採用しており、リヤタイヤのコーナリングパワーを効果的に引き出すように設計されています。

エンジンは、トヨタ86用のFA20型をチューンした「FA20-GR」を搭載しています。
軽量ピストンや低張力ピストンリングと言ったエンジン内部の改良により、FA20-GRエンジンは161 kW(219 ps)/ 7,300 rpm、217 N・m(22.1 kgf・m)/ 5,200 rpmを発揮します。